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2011/08/12

シニアネット『おいおい』    第1036号  (2011年08月11日)

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シニアネット『おいおい』    第1036号  (2011年08月11日)
 
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━━━━━CONTENTS━━━━━━━━━━━━ 
巻頭俳句 社会人になり日本経済新聞と共に50年。その「俳壇」で黒田杏子先生が、初投句を選句いただきました。人生を広くしてくれた俳句の出会いが、日本経済新聞。感謝しています。
社説要約 「世界規模の株安、金融不安」。新聞の論調は、9日から見て無ぬ振り。
身辺雑記  高齢者は「中途障害者」。実情の公開から問題解決が始まる。
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━━ 巻頭俳句 ━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
広島忌長崎忌わが誕生日    黒田杏子 (1938- )

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 8月11日は、東日本大震災5カ月目。8月は6日(広島忌)、9日(長崎忌)、そして15日(敗戦忌・終戦忌)。作者は8月10日生まれ。日本経済新聞「俳壇」選者。俳誌『藍生』主宰。
中学3年生の時に、「チボー家の人々」を読み感動して、原作者に英語の手紙を送った。大学生時代、1960年6月15日のあの安保の日の犠牲者樺美智子の俳句が多い。学生時代、セツルメント活動のリーダーが現在のご主人。父親は開業医、第2次大戦中は栃木県黒羽村に疎開。小学校卒業まで山村で生活。東京女子大入学と同時に学内の俳句研究会で、山口靑邨(96歳まで悠々たる人生を全う)に師事。俳人の母親(95歳で大往生)の勧めでもある。1961年、卒業後博報堂に入社。俳句中断。
 中断していた俳句に、20代後半にもどり、単独行で30年かけた「日 本列島桜花巡礼」を満行。「季語の現場人」と自ら命名。昨年瀬戸内寂聴の嵯峨野僧伽での「あんず句会」は25年。昨年12月、句誌「藍生」20周年記念特別号を発行。本年は句集「日光月光」で飯田蛇笏賞を授賞。「平明で、万人に分かる優しさが特徴。疎開時に自然に触れる機会が多かったため、季語の生かした使い方が見事である。」(『現代俳句大事典』より。どこいくのも、「モンペ姿」である。
 30歳を前に、俳句に戻った時点で、俳句の表現方法を唯一の表現手段と決めた。評論等の文章表現を一切手を染めなかった。その分、季語を大切にして、季語との一期一会を大切にする。
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┏━━黒田杏子先生選句━━━━━━━━━
 2006年10月22日の日本経済新聞「日経俳壇」に、初めて投句した句が活字になりました。地元のコミュニテイ紙以外初めてでした。黒田杏子先生に選句して頂きました。平成18年は私の俳句へのスタートとなりました。昭和18年4月国民小学校入学。俳句と学年を両輪にすることにしました。今年は俳句6年生、昭和23年小学校6年生。毎年1句か2句、日本経済新聞に選句して頂いています。最近は、毎日新聞の「俳句α」でも選句頂きました。
 独り身のひとり暮らしの豆ごはん     (日本経済新聞「俳壇」 2006年10月22日)
 月曜日午前八時十分原爆忌        (日本経済新聞「俳壇」 2007年09月16日)
 雨戸繰る勤労感謝の日の朝日       (日本経済新聞「俳壇」 2007年12月09日)
 更衣妻の呼名もかへてみむ        (日本経済新聞「俳壇」 2008年06月22日)
 面影も消えてゆくなり原爆忌       (日本経済新聞「俳壇」 2009年06月22日)
 封印の六十五年原爆忌          (日本経済新聞「俳壇」 2010年10月17日)
 ふるさとの小魚焼き温め酒        (日本経済新聞「俳壇」 2010年11月21日)
 田仕舞の煙くぐりてクラス会       (毎日新聞 「俳句α」 2011年4-5月号) 
地震と津波さらにフクシマ祈る夏     (日本経済新聞「俳壇」 2011年06月26日)
      *地震はナイ、津波はヨダと選者にカナを振って頂きました。
      *5月11日(震災2カ月目)の句

┏━━ 社説要約(朝日新聞)━━━━━━━
9日;(1)米国債格下げ―世界危機への連鎖防げ
『初の米国債格下げ。収まらない欧州の債務問題。そして歴史的な円高ドル安。財政赤字をめぐる不安が世界経済を揺るがす危機に発展しかねない。 そんな切迫感から主要7カ国(G7)が動いた。電話による緊急の財務相・中央銀行総裁会議を開き、財政再建や為替安定などで結束するとの声明を発した。機敏な反応を歓迎する。
 米国債は長く世界で最も安全な金融資産とされてきた。その最上位の格付けを、大手格付け会社スタンダード・アンド・プアーズが初めて引き下げた。債務上限の引き上げなどをめぐる米議会の政治的混乱から、本格的な財政再建への展望が暗い点を重く見た。政府債務問題は「その国が返済できるかどうかではなく、返済する気があるかどうかの問題だ」(ボルカー元米連邦準備制度理事会議長)といわれる。まさにこの点への疑義が募った。米政府と議会に財政再建策の拡充を改めて求めたい。
 ムーディーズ、フィッチという他の大手は最上位の格付けを維持した。相対的に信用が高く、発行量も多く、市場取引も活発な金融資産として、米国債に代わるものは他に見当たらない。投げ売りが広がる恐れは少ないとみられている。ただし、格下げの間接的な影響だけでも無視できない。投資家は米国債のリスクが高まった分、もっと危ない投資対象を減らして対応する可能性が高い。株式や格付けの低い債券への影響が心配だ。まず懸念されるのが、すでに欧州で燃え上がっている政府債務危機の火に油が注がれることだ。
 G7の緊急声明は、欧州が先に決めた欧州金融安定化基金の強化策を加盟国が早く承認して実行するよう催促している。イタリアの不安を抑え込むため、安定化基金の拡大にも急ぎ取りかかってほしい。緊急声明はドル安と為替相場の混乱を防ぐため、協調介入もにおわせた。日本は戦後最高値に迫る円高の進行を押しとどめたい。だが、ドル安は日本だけの問題ではない。昨秋のような通貨安競争の再燃は避けなければならない。進行中の危機は根が深い。市場の圧迫に耐え、景気悪化を防ぎ、しかも財政再建を進める。そんな3正面作戦に向けて主要国が腰を据えて協力できるかどうか。中国など新興国にも連携の輪を広げられるか。そして米国債の格下げで進むであろう国際通貨秩序の多極化にどう対応するか。山積する課題に、広い視野で当たってほしい。(954字)。

┏━━ 社説要約(読売新聞)━━━━━━━
9日;(1)G7緊急声明 問われる具体的な協調行動
『日米欧が連携して、米国債の格下げによる金融市場の混乱を回避する決意を明確にした。しかし、その効果は限定的で、市場の不安感は払拭できていない。より具体的な政策協調が問われよう。日米欧の先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は8日朝、緊急に電話で協議し、共同声明を採択した。東京やアジア市場が開く直前に会議を開いたのは、市場の動揺を警戒し、先手を打ちたいG7の危機感の表れだ。共同声明は、「金融安定化と成長を支えるためにあらゆる手段を講じる」と表明した。さらに「必要な場合は協調行動を取る」とし、資金供給によって市場を下支えする姿勢も明らかにした。先週末、米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズが、米国の財政再建の見通しを厳しく評価し、米国債の格付けを史上初めて引き下げた。声明は直接、この問題に言及しなかったが、ドルの信認が一段と揺らぎ、世界的な株安連鎖と、ドル売りが加速しかねない正念場を迎えている。米国と欧州の財政赤字削減策に関し、声明は「断固たる行動を歓迎する」と指摘した。市場が評価できるような着実な財政再建を米欧に促すことで、混乱の沈静化を狙ったのだろう。
 8日の東京株式市場の株価は前週末比202円安と下落した。アジア市場でも株価が値下がりした。為替市場では、1ドル=78円をはさんだ取引が続いた。ひとまず、株価の暴落や円急騰は回避できたが、先行きは不透明である。市場はG7の一段の行動を求めているとみるべきだ。欧州では、ギリシャなど財政赤字国の国債利回りが軒並み上昇している。中でも、信用不安が広がっているイタリアとスペインが市場の焦点になりつつある。
 G7声明と連動する形で、欧州中央銀行(ECB)がさっそく、両国の国債を買い入れる方針を決めた点は評価できる。ECBは仏独と連携を強め、危機の封じ込めに全力を挙げてほしい。日本としては、円相場が再び、1ドル=76円台に急騰する事態を防がねばならない。日本が4日に単独で実施した円売り介入の効果が早くも薄れている。G7声明が過度な為替変動をけん制し、「緊密に協議し、適切に協力する」と明記した意義は大きい。ドル急落と超円高の阻止へ、日本は米欧との協調介入も含め、断固たる姿勢で臨むべきだ。(929字)

┏━━ 社説要約(日本経済新聞)━━━━━
11日;(1)政策の手詰まり示す米金融当局の声明
日本経済新聞の「社説」は コピー&ペイスト(p)が出来なくなりました。印刷は可能です。
アドレスを紹介しておきます。
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE1E1EAEAE1E4EBE2E3E3E2EAE0E2E3E38297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D

┏━━ 社説要約(毎日新聞)━━━━━━━
9日;(1)連鎖株安 不安心理に流されるな
『史上初の米国債格下げを受けた世界の株式市場で、相場が一段と下落し衝撃が走った。特に注目されたニューヨーク市場では、ダウ工業株30種平均が1日の下落幅として08年末以来最大の634ドル(5・5%)も下げた。これが翌日の東京市場を再び揺さぶり、日経平均株価は一時、400円以上も値下がりした。
 今回の世界株安連鎖は米国債の格下げのみならず、複数の大きな要因がからみあい進行している。即効力を期待できる政策も残っておらず、それが悲観論に拍車をかけている。ただ、株式市場でのパニック的な売りに関心が集中する中、ひとまず安心させられた動きや前向きの変化があったことにも目を向けたい。まず、格下げにもかかわらず米国債が買われたことだ。スタンダード・アンド・プアーズによる格下げの影響で最も恐れられたのは、米国債が急落し、ドル安に歯止めがかからなくなる事態だった。将来的にはわからないが、まずは「株より安全」と見なされ米国債は逆に買われた。欧州でも前進があった。欧州中央銀行がイタリアとスペインの国債を市場で買い支える決断をしたことだ。その結果、両国の国債利回りは大幅に改善した。財政統合までの前途は険しいが、信用不安に陥った加盟国をユーロ圏全体で支える仕組みの強化に、つなげてもらいたい。世界の株式市場が安定を取り戻し反転を始める道筋はまだ見えない。混乱が続けば日本経済への影響も決して小さくないだろう。しかし、不安心理に負けることなく、やるべきことを着実に実行していくのが、結局、回復への近道となるはずだ。
 まず、政府としては東日本大震災の復興に全力を挙げることである。海外の主要国がそろって景気後退懸念にさらされている中、これから復興が本格化する日本経済には成長期待が集まっている。早期に復興を果たすことが、被災地はもちろん、日本経済にも世界経済にも貢献することになるのである。企業はどうか。円高の負の面ばかり強調されがちだが、一方で円高を追い風に拡大している企業も増えている。調査会社トムソン・ロイターによると、1~6月の日本企業による海外企業の買収は金額、件数ともに上半期として過去最高を記録した。円高のうちに、そのメリットを最大限享受できるような戦略を練り、実行していきたいものだ。
 9日の東京株式市場は急落後、かなり値を戻した。割安感が出れば反転するのが株式市場である。日々の変動を過度に悲観し、自ら景気を冷やしたり、成長の扉を見過ごしたりすることのないようにしたい。(1031字)。
┏━━ 社説要約(産経新聞) ━━━━━━━━
9日;(1)G7緊急声明 日本の国益守り抜いたか
『先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は緊急電話会議を開き、米国債格下げに伴う国際金融市場の混乱を防ぐため、「必要なあらゆる手段を講じる」との共同声明を発表した。金融市場の動揺をどこまで抑えられるかは予断を許さない。各国が緊密に連携し、世界経済の失速回避に全力を挙げるのは当然だ。問題はG7の協議に日本がどう参加し、発言しているのかがほとんど見えない点にある。民間の格付け会社による判断とはいえ、世界で最も安全な資産とされてきた米国債が史上初めて格下げされた衝撃は大きい。格下げはドル急落や金利上昇につながる恐れもある。週明け8日の金融市場に懸念を抱いたオバマ米大統領は、先週末からサルコジ仏大統領やメルケル独首相と電話で相次いで会談した。欧州の各国首脳らも緊密に連絡を取り合って対応を協議した。
 しかし、G7首脳の一人である菅直人首相が米欧首脳らとの会談に参加した形跡は見られない。日本は約1兆1500億ドル(約90兆円)の外貨準備のほとんどを米国債で運用している。米国債の暴落は日本の国富の損失に直結する。菅首相には国益をいかに守るかという視点が欠けていないか。
 日本首脳の国益意識の希薄さは、G7の声明文からも読み取ることができる。声明には「米国と欧州で講じられた断固たる行動を歓迎し、合意の早急・完全な実施に注目する」と、米欧の対応への評価が盛り込まれた。
だが、日本が喫緊の課題としている円高阻止に関わる部分については「為替相場の過度な変動や無秩序な動きは経済に悪影響」との表現で協調介入に含みを持たしたものの、期待通りになるかどうかは分からない。各国の本音は、自国通貨安容認だからだ。日本経済は、東日本大震災からの回復の途上にある。円高が恒常化すれば輸出企業の業績を悪化させ、全体の景気回復の芽も摘んでしまいかねない。
 政府・日銀は先週、単独で円売りドル買いの為替介入に踏み切った。野田佳彦財務相によれば、電話会議では「各国に説明した」にとどまった。だが、協調介入なら効果はなお大きい。円高阻止への断固たる姿勢を示すためにも、各国を説得できる交渉力を発揮してもらいたい。(889字)。

┏━━NHK学園・和倉温泉俳句大会━━━━
7月29日(金)の大会で、秀作(銀メダル)を頂きました。事前投句したものです。
更衣机の向きを変えて見る     大阪 田村 昶三
http://72463743.at.webry.info/201107/article_31.html

┏━━身 辺 雑 記━━━━━━━
 「中途障害者」を考えよう。高齢者は大抵この分類に入る。障害者手帳の交付受けているシニアも多い。私も、2006年2月12日に心筋梗塞を起こして身体障害手帳4級を頂いた。JRの運賃が50%で助かる。介護者の妻も50%であるから、2人で1人前。
最近は、右耳が難聴になったが放置。腰痛は再生不可能で放置していたが、4月からリハビリ開始。前立腺癌は加療中。胸腺癌は5年解放。私の身体は「中途障害者」だ。2006年まで元気で働き、病気知らず。まさか病気のデパートになるとは予期しなかった。中途障害者だから、問題が大きい。再起不可能な機能が戻ると信じている。それに、加齢により感覚器官の機能がガタ落ち。情報のインプット力が弱い。なのに、ちゃんとしていると思い込んでいる。
厚生労働省も「中途障害者」には関心がある様だが、高齢者とは別範疇で確かな基準ははいようだ。高齢者は「中途障害者」という思想を提案したい。隠して居る訳ではないだろうが、皆様の状況をはっきり公開して、そのサポート体制を考えることが必要な様に思う。
従来の「社会福祉」と「社会補償」の発想では、解決不可能だ。国家予算の31%が社会福祉関係という現実を避ける訳にはいかない。(500字)。

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