シニアネット 『おいおい』 第804号
━━senior citizen net━━━━━━ 2009/01/08━
シニアネット 『おいおい』 第804号
━━━━━━━━━━行動のための情報紙━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
子がかへり一寒燈の座が満ちぬ 加藤楸邨
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
昭和20年(1945)の作。前書きに「1月8日」とある。東京は熾烈な空襲がある前。灯火管制で、夜は光が外に漏れないように、電灯に覆いを被せた。作者の長女が勤労学徒動員で、工場で働いている。なかなか帰宅しない。鬱蒼とした寒々とした空気が「一寒燈」で表した。やっと、無事に帰り食卓についた喜びを「座が満ちぬ」と表現。貧しい生活ぶりの「一寒燈」が、ぱっと輝き明るい「座が満ちぬ」となった。
敗色濃厚な戦争中だが、大空襲の始まる前の、比較的のんびりした時代の生活ぶりが見られる。「5月23日、深夜大編隊空襲、一夜弟を背負ひ、二子を求めて火中を彷徨」の前書きの<火の奥に牡丹崩るるさまを見つ>。「5月24日、我が家も焼失、雲の峰八方焦土となりぬ」<明易き欅にしるす生死かな>。生死の境をさ迷うことになる。東京都生まれ。(1905-1993)。
┏━━1989年1月8日━━━━━━
平成のスタートの日である。1月7日午前6時33分、87歳8ヶ月で昭和天皇崩御された。激動の昭和は終わった。天皇在任期間は62年歴代最長であった。
昭和64年は「平成元年」となった。天皇崩御の7日に新元号は「平成」と発表された。「内平かに外なる」「地平かに天なる」。国内外にも天地にも平和を達成するという意味である。中国の古典の史記と書経の一節から引用された。改元はこれまで宮中主導で行われてきたが、昭和54年に制定された元号法にもとづき政令で公布施行された。あれから、20年波乱万丈の「平成」である。
┏━━身辺雑記━━━━━━━━
定額給付金は2兆円。書籍の業界が2兆円です。すべての給付金が消費に回されれば、かなりの経済効果になる。頂いた定額給付金をそのまま、書籍に回せばもう1つ書籍業界が出来ることになる。
政府与党は、3千万人の低額所得者は納税してない人たちへの「反減税」と主張。「定額減税」に屁理屈をつけて、定額給付金というが見当違いである。税金を納めた人に税金を還付するのだから。「反税金」であり、ありがたい「お恵み」でもある。
財政学的な立場からは問題が残る。1つの業界が出来る程の大金である。財政の赤字が2兆円増えることも、国民としては熟慮したい。趣旨が不明瞭ではあるが、支給が決まれば素直に消費に回すのも現実論ではある。
| 固定リンク


最近のコメント