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2008/07/19

(シニアネット) 『おいおい』 第739号

━━senior citizen net━━━━━━ 2008/07/19━━

    シニアネット 『おいおい』        第739号
 
━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━

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 赤富士に露滂沱たる四辺かな       富安風生

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 昭和29年(1954)、山中湖に避暑中の70歳の作。湖畔の避暑は、昭和28年ごろから没年の前年まで
、続いた。日の出により、20分から30分の間、富士山の肌が、赤く染まる。神秘的である。山梨県側
から見える現象。溶岩地帯が真っ赤になる富士山の姿は雄々しく神秘的である。葛飾北斎の「富嶽3
6景」の1つ「凱風快晴」は赤富士を描く。昭和32年に、富士山麓の句会で、高浜虚子が赤富士を季
語とした。
 「露滂沱(ぼうだ)たる」は、露にまみれた森羅万象のみずみずしさを表現した。風生は、赤富士
を意欲的に取り組んだ。<赤富士のぬうっと近き面構へ> <赤富士をみようともろ鳥告げわたる>
 <赤富士に万籟を絶つ露の天> 等の作がある。山中湖胡畔に「俳句の館 風生庵」がある。愛知
県一宮市生まれ。(1885-1979)。

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